機械学習

深層学習で利用するライブラリをインストールしてみた

以前、Python開発用にAnacondaをインストールしていたが、深層学習(ディープラーニング)で利用するライブラリである「TensorFlow」や「Keras」を利用しようとしたところ、これらのライブラリがインストールされていなかったことがわかった。

そこで、今回、「TensorFlow」や「Keras」をインストールしてみたので、その手順を共有する。

前提条件

下記記事のAnacondaのインストールが完了していること

Python開発用のAnacondaをインストールしJupyter Notebookを利用してみた今回は、Pythonを勉強してみたいと思い、Python開発環境を構築してみたので、その手順を共有する。 Python開発用として...



やってみたこと

  1. Scriptsフォルダへのパス設定
  2. 「TensorFlow」「Keras」のインストール

Scriptsフォルダへのパス設定

Pythonに必要なライブラリをインストールするには、condaコマンドを利用するが、それはScriptsフォルダ下に入っているため、Scriptsフォルダへのパス設定を行う必要がある。

Scriptsフォルダを確認すると、以下のように「conda.exe」が存在するため、これを環境変数Pathに追加する。
Scriptsフォルダ

環境変数の設定方法については、以下のサイトを参照のこと。
https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/5205

設定後の環境変数の内容は、下図の通りとなる。
環境変数パス設定_1

環境変数パス設定_2

なお、Anacondaホームディレクトリ「C:\work\python\Anaconda」も必要になるため、これも環境変数Pathに追加しておく。

さらに、以下のように、Anaconda Promptを起動し、「conda –version」コマンドでバージョンが表示できれば、「conda.exe」のパス設定がされていることが確認できる。
環境変数パス確認_1

環境変数パス確認_2



「TensorFlow」「Keras」のインストール

「TensorFlow」「Keras」のインストールは、以下のように、「conda install (インストールライブラリ名)」コマンドによって行えばよい。

1) 「conda install tensorflow」コマンドにて「TensorFlow」ライブラリのインストールを行う
ライブラリのインストール_1

2) 以下のように、インストールライブラリが表示されるので、「y(先に進む)」を押下
ライブラリのインストール_2

3) インストールが完了すると、以下のように、condaコマンドが終了する
ライブラリのインストール_3

4) 「conda install keras」にて「Keras」ライブラリのインストールを行う
ライブラリのインストール_4

5) 以下のように、インストールライブラリが表示されるので、「y(先に進む)」を押下
ライブラリのインストール_5

6) インストールが完了すると、以下のように、condaコマンドが終了する
ライブラリのインストール_6

なお、pipコマンドでもライブラリのインストールはできるが、下記サイト記載の通り、TensorFlowライブラリの呼出時にエラーになるため、condaコマンドにてインストールしている。
https://qiita.com/shinsenman/items/9f2c08a4eee5a0d789f2

要点まとめ

  • ライブラリのインストールを行うには、Scriptsフォルダへのパス設定が必要になる。
  • ライブラリのインストールは、「conda install (ライブラリ名)」というコマンドによって行える。