テストケースは、テストを行うための確認観点・テスト条件・想定結果を記載したもので、チェックエラーとなる場合のテストケースは、各チェック処理を全て網羅できるような記載にする必要がある。
今回は、検索条件を入力し検索する画面で、チェックエラーとなる場合のテストケースをマトリックス形式で作成してみたので、その作成したテストケースのサンプルを共有する。
なお、良いテストケース(テスト仕様書)の書き方については、以下のサイトに詳しく記載されているので、合わせて参照のこと。
https://qangaroo.jp/info/test-case-specification
テストケースの作成対象
テストケースの作成対象となる記事は、以下のサイトを参照のこと。
上記記事に記載の通り、検索時に生年月日のエラーチェックが行われ、以下の画面のようなエラーメッセージが表示されるようになっている。
●生年月日(From), 生年月日(To)の日付がいずれも不正な場合
作成したテストケース
作成した検索条件(チェックエラー系)のテストケースは、以下の通り。
上記テストケースは、以下のサイトの「テストケースサンプル.xlsx」からダウンロード可能になっている。
https://github.com/purin-it/test-case/tree/master/test-case-matrix-search-check-error
「確認観点」は、どんなテストを実施するか見通せるよう、簡潔に記載している。
「テスト条件」は、テストを実施するために必要となる「画面操作の内容」を、以下の場合にエラーとするチェック処理を網羅するよう、記載している。
- 生年月日_年(From)・生年月日_月(From)・生年月日_日(From)のうち、いずれか1つまたは2つの項目が未入力の場合
- 生年月日_年(To)・生年月日_月(To)・生年月日_日(To)のうち、いずれか1つまたは2つの項目が未入力の場合
- 生年月日(From)または生年月日(To)が、存在しない日付の場合
- 生年月日(From)≦生年月日(To)という大小関係になっていない場合
「想定結果」は、テストを実施した結果、想定される結果(エラーメッセージ・赤反転・画面遷移)を具体的に記載している。その他、テスト結果を記載する欄も追加している。
要点まとめ
- テストケースは、テストを行うための確認観点・テスト条件・想定結果を記載したもので、チェックエラーとなる場合のテストケースは、各チェック処理を全て網羅できるような記載にする必要がある。