Flask

Pythonフレームワーク「Flask」を利用して入力項目のチェック処理を実装してみた

Flaskを用いたWebアプリケーションでは、Flashを利用することで、エラーメッセージを表示することができる。

今回は、Flashを用いて入力画面のエラーチェック処理を実装してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。

前提条件

下記記事のFlaskによる画面遷移処理の実装が完了していること。

Pythonフレームワーク「Flask」を利用して複数画面をもつWebアプリケーションを作成してみたFlaskとは、Pythonで開発する際のWebフレームワークの1つで、HTMLファイル内ではテンプレートエンジンである Jinja2を...

サンプルプログラムの作成

作成したサンプルプログラムの構成は、以下の通り。
サンプルプログラムの構成
なお、上記の赤枠は、前提条件のプログラムから追加・変更したプログラムである。

__init__.pyの内容は以下の通りで、Flashメッセージを利用するためのapp.secret_keyを設定している。

また、views.pyの内容は以下の通りで、confirmメソッドで入力画面の項目チェック処理を呼び出し、エラーの場合は入力画面に、正常な場合は確認画面に遷移するようにしている。

さらに、checks.pyの内容は以下の通りで、入力画面の項目チェック処理を行っている。

また、input.htmlの内容は以下の通りで、エラーメッセージを表示する領域を追加している。

さらに、demo.cssの内容は以下の通りで、エラーメッセージを表示するための赤色を定義している。

その他のソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/python/tree/master/make-flask-web-check/



「CODE×CODE」は、需要の高い技術(AWS, Python等)を習得できるプログラミングスクールスクールだった近年、さまざまな会社でクラウド(特にIaaSやPaaSのパブリッククラウド)の需要が非常に高まっていて、クラウドサービスによるシステム開...

サンプルプログラムの実行結果

サンプルプログラムの実行結果は、以下の通り。

1) コマンドプロンプトでserver.pyが入っているフォルダに移動し、server.pyを実行する。
サンプルプログラムの実行結果_1

2) Webブラウザで「http://127.0.0.1:5000/」とアクセスすると、以下のように、入力画面が表示される。
サンプルプログラムの実行結果_2

3) 何も入力せず「確認」ボタンを押下すると、以下のようなエラーメッセージが表示されることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_3

4) 生年月日に存在しない日付を入力し「確認」ボタンを押下すると、以下のようなエラーメッセージが表示されることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_4

5) 以下のように、エラーにならないデータを指定し「確認」ボタンを押下すると、確認画面に入力画面の内容が表示されることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_5_1

サンプルプログラムの実行結果_5_2

要点まとめ

  • Flaskを用いたWebアプリケーションでは、Flashを利用することで、エラーメッセージを表示することができる。