Azure Python

Azure DevOps上のAzure Reposにブランチを作成しソースコードを配置してみた

Azure DevOpsとは、Azure 上で DevOps(計画→開発→デリバリー→運用)を実現するために必要なサービスが揃ったプラットフォームのことをいう。

また、Azure DevOpsの提供するサービスの1つにAzure Reposがあり、Git リポジトリを利用したソースコード管理を行える。

今回は、Azure DevOps上のAzure Reposにブランチを作成しソースコードを配置してみたので、その手順を共有する。

なお、Azure DevOpsやAzure Reposについての詳細は、以下のサイトを参照のこと。
https://www.rworks.jp/cloud/azure/azure-column/azure-entry/28506/

前提条件

Azure DevOpsのアカウントを持っていること。

やってみたこと

  1. Azure Devopsへのログイン
  2. プロジェクトとリポジトリの作成
  3. 個人用アクセストークン(PAT)の作成
  4. ソースコードの取得と配置

Azure Devopsへのログイン

「https://dev.azure.com/<組織名>」 にアクセスすることで、Azure Devopsへのログインを行うことができる。

なお、Azure Devopsのアカウントを持っていない場合の手順は、以下のサイトを参照のこと。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/devops/user-guide/sign-up-invite-teammates?view=azure-devops&tabs=microsoft-account

1) ブラウザで「https://dev.azure.com/<組織名>」 にアクセスし、Azure Devopsのアカウントを選択する。
Azure Devopsへのログイン_1

2) パスワードを入力し「サインイン」ボタンを押下する。
Azure Devopsへのログイン_2

3) ログインすると、以下のような画面が表示されることが確認できる。
Azure Devopsへのログイン_3

プロジェクトとリポジトリの作成

Azure DevOps上でAzure Reposを利用するには、Azure Reposを含むプロジェクトを作成した後で、リポジトリを作成する必要がある。その手順は、以下の通り。

1) 右上の「+New project」ボタンを押下する。
プロジェクトとリポジトリの作成_1

2) 以下のように、プロジェクトを作成するための画面が表示されることが確認できる。
プロジェクトとリポジトリの作成_2

3) プロジェクト名を入力し、Visibilityはそのまま(Private)を選択し、「Create」ボタンを押下する。
プロジェクトとリポジトリの作成_3

4) 以下のように、指定した名前のプロジェクトの作成が確認できる。次にリポジトリを作成するため、「Repos」を押下する。
プロジェクトとリポジトリの作成_4

5) そのまま、「Initialize」ボタンを押下する。
プロジェクトとリポジトリの作成_5

6) 以下のように、mainブランチが作成されたことが確認できる。
プロジェクトとリポジトリの作成_6



株式会社ベアフォスターホールディングスでスキルチェンジできました私はこれまで、Javaを中心としたシステム開発を行ってきましたが、将来的には、Pythonを利用したAI(人工知能)開発を行いたいと思う...

個人用アクセストークン(PAT)の作成

Azure DevOps上のAzure Reposからソースコードを取得するには、あらかじめ個人用アクセストークン(PAT)を作成しておく必要がある。その手順は、以下の通り。

1)「User settings」から「Personal access tokens」を選択する。
個人用アクセストークン(PAT)の作成_1

2)「+ New Token」ボタンを押下する。
個人用アクセストークン(PAT)の作成_2

3) 作成するPATの設定を指定し、「Create」ボタンを押下する。
個人用アクセストークン(PAT)の作成_3

4) PATの作成が完了したので、作成されたToken(PAT)をコピーし記録を残した上で、「Close」ボタンを押下する。
個人用アクセストークン(PAT)の作成_4

ソースコードの取得と配置

先ほど作成した個人用アクセストークン(PAT)を利用すると、Azure DevOps上のAzure Reposからソースコードを取得し配置することができる。その手順は、以下の通り。

1) 作成済ReposリポジトリのURLを取得するため、「Clone」ボタンを押下する。
ソースコードの取得と配置_1

2) 表示されたURLをコピーする。
ソースコードの取得と配置_2

3) コピーしたURLの赤字部分を変更後、git cloneコマンドで、作成済Reposリポジトリをローカルに取得する。

<変更前>
https://<ユーザー名>@dev.azure.com/<組織名>/azure-function-python/_git/azure-function-python

<変更後>
git clone https://<PAT>:x-oauth-basic@dev.azure.com/<組織名>/azure-function-python/_git/azure-function-python

ソースコードの取得と配置_3

4) ローカルに取得した後のファイル構成は、以下の通り。
ソースコードの取得と配置_4

5) 以下のように、ソースコードを配置する。
ソースコードの取得と配置_5

6) ソースコード後に「git status」を実行した結果は、以下の通り。
ソースコードの取得と配置_6

7)「git add」「git commit」「git push」コマンドを、それぞれ順次実行していくことで、ローカルのソースコードを、Reposリポジトリに配置する。
ソースコードの取得と配置_7_1

ソースコードの取得と配置_7_2 ソースコードの取得と配置_7_3

8) ソースコードを配置した後のReposリポジトリの状態は、以下の通りで、赤枠のソースコードが追加されたことが確認できる。
ソースコードの取得と配置_8

9) Azure DevOpsからサインアウトするには、右上の「Sign out」を押下する。
ソースコードの取得と配置_9

要点まとめ

  • Azure DevOpsとは、Azure 上で DevOps(計画→開発→デリバリー→運用)を実現するために必要なサービスが揃ったプラットフォームのことをいう。
  • Azure DevOpsの提供するサービスの1つにAzure Reposがあり、Git リポジトリを利用したソースコード管理を行える。