GitHubには、プルリクエストという、他人にコードレビューをしてもらってからマージする機能がある。
今回は、レビュー対象のfeatureブランチをmasterブランチにマージする際に、プルリクエストの送信/コメントの記入/マージを行ってからマージしてみたので、その手順を共有する。
前提条件
下記記事の手順を、リモートリポジトリ名=git-github-pullrequestとして実行済であること。
また、下記記事の手順の「更新後ファイルをfeatureブランチにコミット」までの手順を、リモートリポジトリ名=git-github-pullrequestとして実行済であること。
featureブランチの内容をリモートブランチへ反映
GitHubでプルリクエストを送信するには、マージ対象のブランチ(ここではfeatureブランチ)をリモートブランチに反映する。その手順は以下の通り。
1) 「git branch」コマンドを実行し、今いるブランチがfeatureブランチであることを確認する。
2) 「git remote -v」コマンドを実行し、リモートリポジトリのURLとそのショートカット名(origin)を確認する。
3) 「git push (リモート名) (ブランチ名)」を実行し、ローカルリポジトリ(featureブランチ)の内容をリモートリポジトリに反映する。
4) GitHub上のリモートリポジトリを確認すると、以下のように、featureブランチの内容がリモートリポジトリに反映されていることが確認できる。
プルリクエストの送信
レビュー依頼を行うプルリクエストの送信手順は、以下の通り。
1)「Compare & pull request」ボタンを押下する。
2) 「Compare & pull request」ボタン押下後、以下の画面が表示されることが確認できる。
上記画面の下には、以下のように、変更した画面の差分が表示されていることが確認できる。
3) マージ元/マージ先ブランチを設定し、レビュー依頼等のコメントを記載した後で、「Create pull request」ボタンを押下する。
なお、上記画面上ではReviewersを指定できていないが、実際にレビュー依頼する際は、Reviewersの指定をする。
4) 「Create pull request」ボタンを押下すると、以下の画面が表示される。
プルリクエストに対するコメントの記入
プルリクエストされたレビュー依頼に対し、レビューコメントを記入する手順は、以下の通り。
1) リモートリポジトリの対象リポジトリを開き、「Pull Requests」タブを押下する。
3) 画面下方のコメント欄にレビューコメントを記載し、「Comment」ボタンを押下する。
4) 以下のように、入力したコメントが表示されることが確認できる。
プルリクエストのマージ
プルリクエストで指定されたマージ元ブランチをマージ先ブランチにマージする手順は、以下の通り。
1) プルリクエストを開いた状態で、「Merge pull request」ボタンを押下する。
3) 以下の画面に遷移し、featureブランチがmasterブランチにマージされたことが確認できる。
4) 以下のように、featureブランチの内容がmasterブランチにマージされたことが確認できる。
5) 以下のように、featureブランチはマージ後も残っていることが確認できる。
その他、プルリクエストでコンフリクトが発生した場合の対応方法は、以下のサイトを参照のこと。
https://qiita.com/unaginokabayaki/items/50d047f584f65acc901e
要点まとめ
- GitHubのプルリクエストを利用すると、他人にコードレビューをしてもらってからマージすることができる。
- プルリクエストの送信/コメントの記入/マージは、全てGitHubの画面上で行う。