Docker

Docker Hubアカウントを作成しDockerイメージを保存してみた

Dockerイメージを保存・共有する場所のことをDockerレジストリといい、Docker公式のDockerレジストリとして、よく使われているのが「Docker Hub」となる。

今回は、「Docker Hub」にアカウント作成し、ローカル環境で作成済のDockerイメージを保存してみたので、その手順を共有する。

前提条件

ローカル環境に、以下の記事で作成済のDockerイメージがあること。

Docker Composeを利用してPythonプログラムを実行してみたDocker Composeを利用すると、複数のDockerコンテナを一度に操作することができる。 今回は、Docker Comp...

やってみたこと

  1. Docker Hubアカウントの作成
  2. Docker HubへのDockerイメージの保存
  3. Docker Hubに保存したDockerイメージの取得

Docker Hubアカウントの作成

Docker Hubアカウントの作成は、Docker HubにSign up(アカウント作成)することで行える。その手順は、以下の通り。

1) Docker Desktop上で「Sign in」ボタンを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_1

2) 下方にある「Sign up」リンクを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_2

3) Eメール・ユーザ名・パスワードを設定し、「Sign up」ボタンを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_3

4) 以下のような画面が表示された場合は、画面上での指示に従う。
Docker Hubアカウントの作成_4

5) Sign in画面が表示されるため、ユーザ名またはメールアドレスを入力し「Continue」ボタンを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_5

6) パスワードを入力し「Continue」ボタンを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_6

7) 以下の画面が表示されるため、「開く」ボタンを押下する。
Docker Hubアカウントの作成_7

8) Docker Desktopで、以下のように、サインインの完了が確認できる。
Docker Hubアカウントの作成_8



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Docker HubへのDockerイメージの保存

先ほどSign upしたDocker Hubに、Dockerイメージを保存するには、docker pushコマンドを利用する。その手順は、以下の通り。

1) 以下のように、Dockerイメージが作成されているものとする。
Docker HubへのDockerイメージの保存_1_1

(Docker Desktop上)
Docker HubへのDockerイメージの保存_1_2

2) Docker HubにDockerイメージを保存できるようにするため、「docker tag (DockerイメージID) (Docker Hubユーザー名)/(Dockerイメージ名):(バージョン)」コマンドを実行する。
Docker HubへのDockerイメージの保存_2

なお、docker tagコマンドの詳細は、以下のサイトを参照のこと。
https://docs.docker.jp/linux/step_six.html

3) Docker HubにDockerイメージを保存するため、「docker login -u (Docker Hubユーザー名)」コマンドを実行する。その後、パスワードを入力しログインする。
Docker HubへのDockerイメージの保存_3

4)「docker push (Docker Hubユーザー名)/(Dockerイメージ名):(バージョン)」コマンドを実行し、Docker HubにDockerイメージを保存する。
Docker HubへのDockerイメージの保存_4

5) 保存されたDockerイメージを確認するため、Docker Hubにログインする。「https://hub.docker.com/」にアクセスし、「Sign In」ボタンを押下する。
Docker HubへのDockerイメージの保存_5

6) ユーザー名を入力し、「Sign in」ボタンを押下する。
Docker HubへのDockerイメージの保存_6

7) パスワードを入力し、「Continue」ボタンを押下する。
Docker HubへのDockerイメージの保存_7

8) 以下のように、Docker Hub上で、先ほど保存したDockerイメージが表示されるのが確認できる。
Docker HubへのDockerイメージの保存_8



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Docker Hubに保存したDockerイメージの取得

Docker Hubに保存したDockerイメージを取得し、Dockerコンテナを実行する手順は、以下の通り。

1)「docker image prune -a」コマンドを実行し、Dockerイメージを削除する。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_1_1

「docker image prune -a」コマンド実行後の、Docker Desktop上の表示は、以下の通り。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_1_2

2)「docker pull (Docker Hubユーザー名)/(Dockerイメージ名):(バージョン)」コマンドを実行し、Docker HubからDockerイメージを取得する。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_2

3) Dockerイメージ取得後に確認した結果は、以下の通り。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_3_1

(Docker Desktop上)
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_3_2

4)「docker container run -it -d (Docker Hubユーザー名)/(Dockerイメージ名):(バージョン)」コマンドを実行し、指定したDockerイメージからDockerコンテナを起動する。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_4_1

(Docker Desktop上)
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_4_2

5)「docker exec -it (コンテナID) /bin/bash」コマンドを実行すると、起動したDockerコンテナにログインできる。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_5

6) 起動したDockerコンテナ内で、Pythonプログラム「decision_tree_sample.py」を実行すると、プログラムが正常終了し、画像ファイル「decision_tree_graph.png」が出力されることが確認できる。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_6

7) exitコマンドを実行すると、以下のように、起動したDockerコンテナからログアウトできる。
Docker Hubに保存したDockerイメージの取得_7

要点まとめ

  • 「Docker Hub」にアカウント作成すると、ローカル環境で作成済のDockerイメージを保存することができる。