GCP

GCP(Google Cloud Platform)でSQL Server搭載済の仮想マシンを作成してみた

今回は、GCP(Google Cloud Platform)環境で、SQL Server搭載済の仮想マシンを作成したので、その手順について述べる。

前提条件

GCP(Google Cloud Platform)のアカウントを作成し、ログイン済であること。この手順については、以下の記事を参照のこと。

GCP(Google Cloud Platform)のアカウントを作成してみたGCP(Google Cloud Platform)とは、Google社が提供する、企業や個人など不特定多数のユーザに対し、インターネッ...

やってみたこと

  1. SQL Server搭載済の仮想マシンの作成
  2. ファイアウォールルールの作成
  3. Windowsユーザーとパスワードの設定
  4. リモートデスクトップ接続による仮想マシンへのログイン
  5. 仮想マシンの起動/停止

 

SQL Server搭載済の仮想マシンの作成

ここでは、SQL Server搭載済の仮想マシンの作成手順について述べる。

1) 「Compute Engine」メニューから、「VMインスタンス」を選択
GCP仮想マシン作成1

2) 下記画面が表示された場合は、「課金を有効にする」を選択
GCP仮想マシン作成2

3) 下記画面が表示された場合は、「作成」を選択
GCP仮想マシン作成3

4) ブートディスクをSQLServer搭載済のタイプに変更するため、ブートディスクの「変更」を押下
GCP仮想マシン作成4

5) 「アプリケーションイメージ」タブを選択し、インストールしたいバージョン・エディションのSQL Serverを選択
GCP仮想マシン作成5

6) インスタンスの作成画面に戻るので、仮想マシン名・リージョン・マシンタイプに任意値を指定し、「作成」を押下
GCP仮想マシン作成6

7) 仮想マシンが作成され、下図のように、仮想マシンが起動した状態になる
GCP仮想マシン作成7

ファイアウォールルールの作成

リモート環境でSQL Serverに接続できるようにするには、SQL Serverの既定のインスタンスのTCPポート1433を開放する必要がある。ここでは、その手順について述べる。

1) 「VPCネットワーク」メニューから、「ファイアウォールルール」を選択
GCPファイアウォールルール作成1

2) ファイアウォールルール画面で「ファイアウォールルールを作成」を押下
GCPファイアウォールルール作成2

3) 下図のように、TCPポート1433を開放するルールを指定し、「作成」を押下
GCPファイアウォールルール作成3

4) ファイアウォールルールが作成され、TCPポート1433が開放された
GCPファイアウォールルール作成4

Windowsユーザーとパスワードの設定

SQL Server搭載済の仮想マシンへログインするには、Windowsログイン用のユーザーとパスワードを設定する必要がある。ここでは、その手順について述べる。

1) 「Compute Engine」メニューから「VMインスタンス」を選択し、VMインスタンス画面に遷移後、「接続」メニューから「Windows パスワードを設定」を指定
GCPウィンドウズパスワード設定1

2) ユーザー名を指定し、「設定」を押下
GCPウィンドウズパスワード設定2

3) Windowsパスワードが表示されるため、コピーして保管し、「閉じる」を押下
GCPウィンドウズパスワード設定3

リモートデスクトップ接続による仮想マシンへのログイン

ここでは、リモートデスクトップ接続による仮想マシンへログインする手順について述べる。

1) 「Compute Engine」メニューから「VMインスタンス」を選択し、VMインスタンス画面に遷移後、「接続」メニューから「RDP ファイルをダウンロード」を指定
GCP仮想マシンログイン1

2) ダウンロードされたRDPファイルをダブルクリック
GCP仮想マシンログイン2

ダウンロードされたファイルをテキストで開くと以下の通りである。外部IP・ユーザー名が違う場合は、変更し接続する
GCP仮想マシンユーザー変更

3) リモートデスクトップ接続の接続先を確認し、「接続」を押下
GCP仮想マシンログイン3

4) 「Windows パスワードの設定」で設定したユーザーID・パスワードを入力し、「OK」を押下
GCP仮想マシンログイン4

5) 証明書の確認画面が表示されるが、「はい」を押下
GCP仮想マシンログイン5

6) 下図のように、仮想マシンにログインされる。なお、リモートデスクトップ接続を切断する際は、右上の×ボタンを押下する
GCP仮想マシンログイン6

7) ログインした仮想マシンのスタートメニューを見ると、下図のように、SQL ServerとSQL Server Management Studio(SSMS)がログイン済であることが確認できる
GCP仮想マシンログイン7

仮想マシンの起動/停止

仮想マシンの起動/停止は、「Compute Engine」メニューから「VMインスタンス」を選択し、VMインスタンス画面に遷移後、仮想マシンを選択し、開始/停止ボタンを押下することで行える
GCP仮想マシンの起動・停止