Javaその他

JavaのEnumを利用してみた

EnumはJavaの列挙型で、これを用いると、1つのEnumで複数の値をまとめて扱うことができる。Enum型をメソッドの引数に指定すると、指定できる値を、そのEnum型とnull値のみに制限することができるため、条件分岐文をシンプルにすることができる。

今回は、Enumを使用したサンプルプログラムを通して、Enumクラスの宣言方法と、Enumクラスの利用方法について共有する。

前提条件

下記記事のIntelliJ IDEA Community版をダウンロード済であること。

IntelliJ IDEAをインストールしてみた「IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア)」という、Eclipseと同等の機能をもつJava用統合開発環境を使って、Sp...

また、下記のように、「demoJava」というJavaプロジェクトを作成済であること。
demoJavaプロジェクト

なお、IntelliJ IDEA上でJavaプロジェクトを作成する方法については、IntelliJ IDEA Community版をダウンロードする記事内の、「IntelliJ IDEA上でのJavaプロジェクトの作成・実行」を参照のこと。



Enumを利用したサンプルプログラムの作成と実行

今回作成したサンプルプログラムの構成は以下の通り。

Enumのサンプルプログラムの構成

「JpnRegion.java」でEnumの列挙型を定義し、「EnumSample.java」で「JpnRegion.java」を参照している。それぞれのプログラムの内容は以下の通り。



 

さらに、その実行結果は以下の通り。
Enumのサンプルプログラムの実行結果

要点まとめ

  • Enumは列挙型で、1つのEnumで複数の値をまとめて扱うことができる。
  • Enum型では、コンストラクタやメソッドをもたせることができる。
  • Enum型をメソッドの引数に指定すると、指定できる値を、そのEnum型とnull値のみに制限できる。