JakartaEE(JavaEE)

JSFプロジェクトでEJB(Enterprise JavaBeans)を利用してみた

JakartaEE(旧称:JavaEE)には、EJB(Enterprise JavaBeans)という、サーバ上で動作するアプリケーションをソフトウェア部品(コンポーネント)を組み合わせて開発・実行できるようにする仕組みがあり、データベースアクセス処理などでEJBを利用できる。

今回は、作成済のJSFプロジェクトで、EJBを利用してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。

なお、EJBについては、以下のサイトを参照のこと。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/fjava/keyword/jkey/jkey03.html

前提条件

以下の記事の実装が完了していること。

JSFプロジェクトで更新・削除機能を追加してみたJakartaEE(旧称:JavaEE)で利用可能なJPA(Java Persistence API)を利用すると、データの参照・追加に...

サンプルプログラムの作成

作成したサンプルプログラムの構成は、以下の通り。

なお、上記の赤枠は、前提条件のプログラムから変更したプログラムである。

JPAクラスの内容は以下の通りで、先頭にEJBのステートレスセッションBeanを示す@Statelessアノテーションを付与すると共に、トランザクション属性をREQUIREDに指定する@TransactionAttributeアノテーションを付与している。

なお、EJBのステートレスセッションBeanについては、以下のサイトを参照のこと。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/0402/13/epn03.html

また、トランザクション属性のREQUIREDについては、以下のサイトを参照のこと。
https://itpfdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203M0360/EM030204.HTM

さらに、先ほどのJPAクラスを呼び出しているクラスの内容は以下の通りで、JPAクラスをインジェクトする箇所に@EJBアノテーションを付与している。

その他のソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/java/tree/master/javaee-jsf-ejb/demoJsf

サンプルプログラムの実行

サンプルプログラムの実行結果は、以下の記事の「サンプルプログラムの実行結果」と同じ結果となる。

JSFプロジェクトで更新・削除機能を追加してみたJakartaEE(旧称:JavaEE)で利用可能なJPA(Java Persistence API)を利用すると、データの参照・追加に...

要点まとめ

  • JakartaEE(旧称:JavaEE)には、EJB(Enterprise JavaBeans)という、サーバ上で動作するアプリケーションをソフトウェア部品(コンポーネント)を組み合わせて開発・実行できるようにする仕組みがあり、データベースアクセス処理などでEJBを利用できる。