これまで、Spring Bootの設定ファイルとして「application.properties」を利用してきたが、YAML形式の設定ファイルも利用することができる。
YAML形式の定義ファイルのフォーマットについては、以下のサイトを参照のこと。
https://qiita.com/yoshikawaa/items/a5c1142cb407ca01d9e2
今回は、以前作成したサンプルプログラムの「application.properties」を「application.yml」に変更してみたので、共有する。
前提条件
下記記事の実装が完了していること。
Spring BootのWEBの一覧画面上でページング処理を実装してみた(完成イメージと前提条件)今回は、Spring Bootの一覧画面上でページング処理を実装してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。 ページング処理で...
完成した画面イメージ
下記記事の「完成した画面イメージの共有」を参照のこと。
Spring BootのWEB画面上でnull許可項目のDB更新機能を追加してみた(完成イメージと前提条件)これまで本ブログで、Spring BootのWEB画面で、MyBatisによるDB更新機能を何度か取り上げてきたが、DB更新はNull更...
なお、ページング処理については、「前提条件」に記載したサイトを参照のこと。
作成したサンプルプログラムの内容
作成したサンプルプログラムの構成は以下の通り。
なお、今回変更したのは、赤枠の「application.yml」のみとなる。
変更前の「application.properties」の内容は以下の通り。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | server.port = 8084 # DB接続情報 spring.datasource.url=jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe spring.datasource.username=USER01 spring.datasource.password=USER01 spring.datasource.driverClassName=oracle.jdbc.driver.OracleDriver # SQLログ出力 logging.level.org.springframework=warn logging.level.com.example.demo.UserDataMapper=debug # 一覧画面で1ページに表示する行数 demo.list.pageSize=2 |
また、変更後の「application.yml」の内容は以下の通り。変更前の「application.properties」を、YAML形式に置き換えただけで、「完成した画面イメージ」の記事と同じ画面動作が行えることが確認できた。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 | server: port: 8084 # DB接続情報 spring: datasource: url: jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe username: USER01 password: USER01 driverClassName: oracle.jdbc.driver.OracleDriver # SQLログ出力 logging: level: org: springframework: warn com: example: demo: UserDataMapper: debug # 一覧画面で1ページに表示する行数 demo: list: pageSize: 2 |
その他のソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/java/tree/master/spring-boot-yml/demo
要点まとめ
- Spring Bootの設定ファイルとして、YAML形式のファイルも利用できる。