今回は、SSAS(SQL Server Analysis Services)プロジェクトをサーバー間で同期化してみたので、その内容について述べる。
下記サイトを確認すると、「データベースの同期」はEnterpriseエディションか開発者(Developer)エディションでないとサポートされていないことが確認できる。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/analysis-services/analysis-services-features-supported-by-the-editions-of-sql-server-2016?view=sql-server-2017
そのうち、GCP(Google Cloud Platform)上で作成されるSQL Serverを搭載した仮想マシンでは開発者(Developer)エディションは含まれていないため、今回は同期先となるサーバーを、EnterpriseエディションのSQL Serverを搭載した仮想マシンとする。
以下が作成した仮想マシンの例である。

なお、前記事までで作成した、SQL Serverを搭載した仮想マシンは、全てStandardエディションであった。
また、SSAS(SQL Server Analysis Services)プロジェクトをサーバー間で同期するには、同期先となるサーバー上で、同期ウィザードを実行することで実行できる。
同期ウィザードは、以下の画面の「Synchronize」メニューで起動できる。
さらに、コマンドを利用した同期処理も実行できる。
以下が、同期処理を定義したxmlファイル(ssas_sync.xml)の例である。
同期化されると、同期先となるサーバー上で、同期元と同じSSASプロジェクトが作成されることが確認できる。
<同期元の例>
なお、具体的な内容については、下記記事にて記載している。

